経営士協会九州支部

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トップページ >  経営に役立つ話の一覧  >  1.新年支部長挨拶(2008/1/1発行の会報第15号に掲載)

新年支部長挨拶


河野 茂男 理事・九州支部


 新年明けましておめでとうございます。平成20年元旦の旭日が昇ってまいりました。
決意も新たに、さらなる躍進に向かって前進を開始しようではありませんか。
 さて、昨年ほど「人間の良心」が問われた年もなかったのではないかと思います。社会保険庁の年金記録問題で、日本中が大騒動になるかと思えば、防衛庁の高級官僚と業者との贈収賄事件など官公庁の堕落と腐敗が表面化しました。
 又、民間企業においても、食肉加工販売会社「ミートホープ」事件では、安い豚肉や鶏肉を混ぜた牛ひき肉(ミンチ)を「牛肉100%」と偽って販売していました。不二家では消費期限切れの牛乳をお菓子の材料に使っていたのが発覚し、そして「白い恋人」(石屋製菓)の賞味期限の改竄が明らかになりました。さらに、食品に関する信頼性を揺るがす問題はとどまることを知らず、伊勢土産「赤福餅(もち)」の製造日偽造や秋田・比内地鶏の偽物販売などが次々と露呈しました。これらは食の安全が叫ばれる中で露見した事件であり、いずれも消費者が信用していた老舗菓子や人気ブランド、特産品であったのでなおさら性質が悪く、マスコミに大々的に取り上げられたのはまだ記憶に新しいかと思われます。
 官庁、会社等あらゆるグループ、団体を問わず、自らの便宜性と利潤追求をするが余りに、利用者や消費者を欺瞞する行為は倫理を逸脱した行為と言わざるを得ません。
 これらの一連の事件は、長期にわたる業務運営や経営のマンネリ化の結果として、基本的な理念の欠如が斗出したものと思われます。
 特に経営コンサルとして企業に深く関与する私達は、これらの事件を他山の石とせず重々しく肝に銘じ、気持ちを新たにしてコンサル活動を行う必要があります。
 政財界を問わず、「国民のために!」「消費者のために!」「社会のために!」「貢献できることは何か!」、この一点が大事であることは議論の余地がありません。
 昨今の激変する経営環境の中で、企業のサバイバル競争は激化しており、そっこ王制の戦術が要求されることも多くなってきています。
 しかし、余りにも枝葉末節に捉われすぎると根本の原理原則を見失うことになりかねません。今一度、基本に立ち返り、「経営とは何か」「企業が継続発展するために何が不可欠であるか」を問い直してみるのも良いのではないでしょうか。
 当協会も新時代のプロコンサルを目指して、ここ数年の上げ潮の歴史を作ってきています。九州支部においても本部と一体となって支部の活性化と会員増に取り組んできました。
 会員にメリットのある支部活動にする為に、実践に役立つ実務研修とスキルアップのための研修や広報活動を兼ねた講演会にも取り組んでまいりました。その効果は協会の認知度のアップと会員増に繋がってきています。
 しかしながら、まだまだ最盛期の活動状況には回復してきておりません。今後の協会の発展のためには、さらに一つも二つもの努力を積み重ねることが必要です。そして、全会員が団結して運営や行事に当たらなければ結果は現れません。
 九州支部においては、現状の認識の上に立って、プロ経営コンサルタントのなかで、最も権威と伝統のある「わが日本経営士協会を守り、発展させよう。」とのムードが出来上がっております。
 会が質的にかつ量的に発展するためには、私達の一人一人の成長が大事です。今後とも研修等で知識を磨き、会の中で人格を磨いてまいりたいと思います。
 長期展望に立てば、次代の青年を育成することも課題となっております。先輩の先生方が習得された知識・技術を次代にいかに継承させるかを真剣に考える必要があります。
 いずれにしても老いも若きも、一体となって、励ましあい成長しようではありませんか。
 今年が更なる良い年となるように、私も頑張ってまいります。何卒ご協力をよろしくお願いいたします。
 皆様方のますますのご健勝と会の発展を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

【プロフィール】
有限会社ユービーシー経営
河野会計事務所 代表者
資格 経営士・税理士
 永年、税理士として中小企業の税務・会計に携わる一方、経営士として経営者の経営相談や経営改善の手法、財務管理を中心とした経営指導に携わる。又経営診断による総合経営改善も手がける。
 モットーは「潰さない企業とその仕組みをつくろう!」

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