日本経営士協会九州・中国支部

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トップページ >  経営に役立つ話の一覧  >  12.一泊研修レポート(2012/1/1発行の会報に掲載)

九州支部 一泊研修レポート(2011年11月4日、5日)


田辺 久豊(九州支部会員)


<九州支部一泊研修レポート>
昨年は南国・宮崎を訪ねましたが、今年は本州最西端・山口で一泊研修を実施しました。今回は協会本部より藤原久子理事も参加され、総勢10人での一泊二日の学びの旅でした。

JR厚狭駅に集合後、まずはワイン工場「山口ワイナリー」(山陽小野田市)を訪問しました。ここは多くの学者が「日本でヨーロッパブドウを栽培するなら1番が山口で2番が秩父」という説を唱えたと言われる土地柄です。
このワイナリーは、ワイン専用品種の葡萄栽培と気候に適した品種の発掘を行う『山口ワインファームランド』と、国産葡萄の良さを生かし、真に情緒あふれる美味しいワイン造りを目指す『山口ワイン』から構成されています。当ワイナリーのブドウ栽培とワイン製造工場を見学し、工場の歴史を学ぶとともにワインの製造過程(除梗・破砕・樽熟成・タンク貯蔵・瓶貯蔵)に関する知見を得ました。そして見学終了後、美味いワインを堪能しました。藤原理事はお酒が飲めないということでしたが、ワインの芳醇な香りを楽しまれていたようです。

■「山口ワイナリー」
http://www.yamanosake.com/wine/index.html

次の訪問地は、日本海に面する長門市でした。ここでは仙崎かまぼこを製造する「フジミツ」の蒲鉾工場を見学しました。「フジミツ」は、地方の「蒲鉾製造会社」から、「総合食品創造企業」へと更なる飛躍をはかるため、2007年に「藤光蒲鉾工業株式会社」から「フジミツ株式会社」へと社名を変更したとのことでした。当地独特の「焼き抜き製法」について勉強するとともに、近年の積極的なM&Aで会社が発展している様子を伺いました。

■「フジミツ」
http://www.fujimitsu.jp/

初日の工場見学が終了し、いよいよ九州・中国支部恒例の懇親会です。
今宵の宿は、長門市にある「湯本温泉」です。「湯本温泉」は、応永34(1427)年に大寧寺の住職が住吉大明神のお告げにより発見したと伝えられており、江戸時代には藩主も度々湯治に訪れたという歴史ある温泉です。
上質の湯につかって疲れを取り、懇親会では「とらふぐのふぐ刺し」を堪能しながら深夜まで語り合いました。

二日目は、「こだまでしょうか」のCMで全国的に有名になった長門市出身の詩人・金子みすゞの生家跡に建てられた「金子みすゞ記念館」を訪問しました。そしてその後、日本最大規模の鍾乳洞「秋芳洞」(美祢市)に行き、自然の造形美を堪能しました。

今回の一泊研修旅行は、新たな発見や出会いがあった非常に有意義な学びの旅でした。

平成24年度は11月9日(金)・10日(土)に長崎市で開催する予定ですので、各支部の先生方もぜひとも参加してください。

九州支部一泊研修

ワイン工場「山口ワイナリー」

「フジミツ」の蒲鉾工場
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