日本経営士協会九州・中国支部

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トップページ >  経営に役立つ話の一覧  >  6.こんなにカンタン!決算書が「ぬり絵」でスラスラわかる本(2008/4/1発行の会報第16号に掲載)

会員著書紹介


「こんなにカンタン!決算書が「ぬり絵」でスラスラわかる本」(日本実業出版社)

決算書が苦手なすべての人に


池永 章著
池永会計事務所所長


こんなにカンタン!決算書が「ぬり絵」でスラスラわかる本

■ 目次


はじめに
1章 決算書を理解するための「2つのポイント」
2章 決算書を理解するための「10のポイント」
3章 貸借対照表は「ぬり絵」でわかる
4章 損益計算書も「ぬり絵」でわかる
5章 決算書でわかる数字の知識
おわりに


■ 決算書を理解するための必読本


  書評 経営士補 俵 一史
 この本を読み始めた時に、30年ほど前に教養課程の学生向けの物理学の講義に使用した学習院大学の木下是雄先生の「サルも木から落ちる」と言う副題がついた物理学入門書を思い出しました。その本では、数式は全く使われておらず、物理学のエッセンスが、イラストと図で示されており、わかり易い言葉で説明がなされていました。半年間の講義に使用し学生たちに好評を博しました。
 今回ご紹介する池永先生のこの本は、先ほどの木下是雄先生の本に勝るとも劣らない名著(会計学の入門書)と言えます。巷の会計学の本では、やたらと難しい言葉がならび数字が羅列されていますが、なんとこの本では決算書の仕組みが「ぬり絵」でスラスラと良くわかるのです。また決算書のどこを見ればよいかがわかりやすく書いてあり、決算書の読み方を簡単に理解できます。
 1章〜4章は、決算書に出て来る貸借対照表、損益計算書を解説し、経営分析方法を分かりやすい言葉を使って説明されています。
 第5章は、著者が本領を発揮された内容となっており、税金にまつわる話など経営の仕組みについて解説されていますので、企業で経理担当されている方や経営者の方々にも読んで頂きたい内容となっています。
 著者も強調されていますが、文章を読むよりも目で見て理解できるようにすることに重点が置かれており、一見の価値がある本と言えます。

池永章【著者プロフィール】
1959年広島県生まれ。税理士、経営コンサルタント、NLPマスタープラクテイショナー。
1985年に池永会計事務所を設立して以来、NLP、心理学、言語学、認知学を取り入れ、現場に根ざしたコンサルティング手法により、顧問先を指導。利益を上げるための事業戦略策定、お金を
遺すための財務戦略を実行し、顧客企業特に成長企業のサポートに注力。
自らが経営者であるため、現場に根ざした経営の相談ができる税理士、コンサルタントとして、毎年30数社以上の相談依頼があり顧客先が急増中。
主な著書に、「なぜアイツは稼ぐ社員になれたのか?」(PHP)、「月収100万円超社長のルール」(明日香出版社)など多数。

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